2015年7月16日木曜日

岡崎宗男陶芸工房見学

一昨日は長岡在住の陶芸家の岡崎さんの窯に行ってきた。

この方は十分杯を制作しておられる方である。

先月、大学に来ていただいた際、実際作っていらっしゃるところを拝見したいとお願いしたところ、10日以降なら少し余裕があるというお話だった。タクシーも手配していただいたし、問題はなかった。

しかし、しかし、おやおや移動の途中で、前回お会いしてから岡崎さんの声を聞いた覚えがない気がした。そこで、タクシーの中で急いで電話したが、いらっしゃらなかった。しばらくしてからもう一度電話を入れた。出てくださった。伺ったらやはりアポなしだった。

この間、締め切りが何本かあったため、神経が別のところに。。。

申し訳ない!

なかなか手が空かないご様子だったが、こちらの事情を理解していただき、受け入れていただいた。

本当に助かった!

見学スタート!

タクシーから降りた時に目に入った風景。

花瓶、石畳、緑、手作り感たっぷりの看板!

絵になる!

入り口の景色はなかなかのセンスだと思った。

芸術家の庭って落ち着く!


コンクリートの中で過ごす我々とは感性が違うだろうね。また、それがないと芸術なんかできないに違いない。

作業場に入ってから話を伺っていたところに、郵便配達人がオカザキムネオさんと呼んだ。
我々は笑った。岡崎さんは宗男と書いてタカオと読むんだということを我々は知っていたからだ。

ご説明が始まった。十分杯の制作過程、とりわけ飾りのところの作り方を何一つ隠さずに見せていただいた。

まるでマジックのネタ明かしのような内容だった。

最初から完成までどれだけ長い時間がかかったかを聴いたところ、

色んな仕事をやる間の隙間時間にやったので1年半という返事。

何事もそうだろうけど、世の中で初めてというのはやはり時間がかかる。

作り方はとても奇抜だし、そう簡単にできるものでもない。

見せていただいただけではなく、丁寧に作り方を教えていただいたけど我々には100%無理である。陶芸家じゃないと無理な領域である。

「さすが!、さすが!、さすが!」

岡崎さんは作り方を公開してもいいとおっしゃったけど、1年半も苦悩されたことを簡単にネットで公開するわけにはいかない。

ということで、ここでは公開しないことにしたい。

以下では、その代わりに、3枚の写真を紹介したい。

まず、

十分杯の製作に取り掛かってからこれまで約50−60点を世に出しているが、そのうちの最初の作品



十分杯の構造がよくわかる作品。岡崎さんのオリジナル作品。

           
          初期の作品

岡崎タカオ様、感謝感謝です。

最後に、岡崎さんのプロフィールと商品の取扱店を紹介します。

主に、生活陶器を中心に作っていらっしゃるようです。

また、岡崎さんの十分杯は長岡駅ビル1Fのわがんせさんで購入できるそうです。




岡崎さんのネームバリューが上がる前の今の内に丹精込めて作られた一品を手に入れることをお勧めします。


ー楽九ー


0 件のコメント:

コメントを投稿