2015年6月28日日曜日

活動のきっかけの紹介

十分杯の広報活動をするようになって、マスコミからの取材を受ける機会が増えております。その際、記者の方からよく受ける質問があります。
”活動のきっかけを教えてください”と。


いきなりですが、我が權ゼミは長岡大学ダントツの不人気ゼミです。毎年2−3人という感じでしたが、最も多かった時が10人ぐらいで、昨年度は正のゼミ生はいませんでした。。。しかし、学内での卒論及び地域活性化取り組みの審査において3年前に奨励賞、2年前も奨励賞、そして昨年は最優秀賞をいただくこととなりました。

ゼミのメインテーマは「企業研究」です。ですので、ゼミがスタートした2003年から新潟県の長岡市を中心とする中越地域の多くの企業見学を行ってきました。ほとんどが製造業です。その見学先の企業さんの中に、長岡歯車資料館というところがあります。南陽工業団地内ある博物館のようなところです。この資料館はとても面白い道具や機械がたくさん置いてあります。それらには共通点がありまして、歯車を使っているということです。おもちゃ、時計、車のギアーボックス、ハエ取り器、コットンジン、水車、指南車、などなどなどなど。。。とても面白いところです。このような機械を見て、説明を聞いた後、帰る直前に住みの方にある面白いのを見つけました。それが十分杯でした。ゼミ生たちも仕組みの面白さに大変興味が湧いたようでした。

しばらくして、市民センターで太刀川喜三さんの十分杯展示会にたまたま足を運んでおり、より多くの十分杯を見て感動しました。

その後、今度は長岡歯車資料館の内山弘館長の十分杯講演会に参加しました。2011年の夏だったと憶えております。そこで、十分杯と長岡との関係、知名度の低さ等々を聞かされて、「企業見学」と並行して「十分杯の広報活動」を行っていくことを考えました。後日ゼミでその考えを明かしたら全員が賛成してくれました。

今年で5年目の活動に入っているわけですが、初年度のゼミ生たちに特に感謝したいと思います。特に最後まで黙々と続けた卒業生たちには右も左もわからない状況でよくも付いてきてくれたと思います。紙コップの製作、アオーレでの広報活動、アンケート調査等々。

昨年の2014年は訳あって3・4年のゼミ生がいませんでした。その中で、最初からリセットする形で活動を始めました。2年生3人で1年間行いました。非常に収穫が多かった1年間でした。初めて明らかになった十分杯が長岡藩に入ってきた当時の経済状況を明らかにした年表作成、十分杯関係者に来ていただき意見交換を行った初めての十分杯会議、観光列車シュクラでの広報活動、高瀬舟、満つれば欠くのがこの世の摂理だという教え、などなど。よくもそこまで頑張ってくれたと思います。学内と学外からも高く評価され長岡大学地域活性化最優秀取り組みとして表彰されました。その時の写真です。

なぜ、活動するかについては日を改めてお書きします。

−楽九−


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