2015年6月29日月曜日

毎日新聞に掲載されました。

約十日前の毎日新聞に權ゼミの活動が掲載されました。

記事の内容は以下の通りです。

ー樂九ー


http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150620ddlk15040031000c.html

十分杯:紹介リーフレット作製 長岡大生ら /新潟

毎日新聞 2015年06月20日 地方版
 長岡市に伝わる「十分杯(じゅうぶんはい)」の由来や精神を広めようと、長岡大経済経営学部3年の中沢司さん(20)が中心となり、A3判の紹介リーフレット1万部を作製した。今後は企画展を開くことも考えており、中沢さんは「必要以上は求めないという長岡藩が杯に込めた精神を広く伝えたい」と話している。
 十分杯は、8分目以上まで注ぐとサイホンの原理で底の穴から漏れてしまう杯で、倹約を奨励する意味合いがある。財政難に陥った長岡藩第3代藩主の牧野忠辰(ただとき)(在任1674〜1721年)が、領民の持参した十分杯に感銘を受けて漢詩に詠み、藩士らを戒めたとされる。牧野家15代目の忠篤が初代長岡市長に就任した1906年に作製して配られ、一時は記念品として市内で盛んに作られていた。
 同大の権五景准教授のゼミが以前から普及に取り組んでおり、ゼミ生の中沢さんが資料を掘り起こしてリーフレットを作製。英文では「サムライ・カップ」と紹介している。【金沢衛】

四六杯(よろくはい)





これは長岡歯車資料館の内山館長が自ら製作されたものです。

つま楊枝の下が空洞になっていて、酒でその空洞がいっぱいなったところでつま楊枝を差しておきます。

そうすると、大気圧が働くなり、枡の中の酒が無くなっても六面体の中の酒は漏れません。

枡の酒がなくなったところで、つまようじをとると、中の残り(ヨロク)の酒が下の穴から流れ出るわけです。

皆さんもヨロクを楽しんでみてはいかがでしょうか。

内山館長は長岡の歴史に最も詳しい方で、天才で、何より人格者でいらっしゃいます。


ー樂九ー

ドイツのサイフォン杯



ドイツ製のサイフォン杯です。ガラス素材であるため、中がよく見えます。

恐らく学校の実験道具として製作されたのではないでしょうか。

長岡歯車資料館内山館長の所蔵品です。

ー樂九ー

面白い倒流壺の仕組み




長岡大学には倒流壺という珍しいものが展示されています。盃ではなく徳利なのです。十分杯と同じく、底に穴があります。本学の中国語担当の先生からいただいたものです。日本では非常に珍しいものですが、中国の西安北部の都市で作られているようです。私どもが広報活動をする際、これで実演をすると、最も盛り上がります。

ー楽九ー


飾りが人間の形をしている十分杯


飾りが人間の形をしている十分杯。平澤英郎氏の所蔵品です。
朝日酒造が運営する蕎麦屋の蛍庵(来迎寺駅から歩ける距離)の隣にある売店の入り口に置いてあります。ちなみに、蛍庵は他と違い、薄くて変わった形の洗練されたグラスを使っています。いっそう香りが引き立ちます。

ー楽九ー

亀杯


昨年長岡歯車資料館にお邪魔した時に見せていただいた亀盃です。
酒が入ると真ん中の亀が浮くのと同時にぐるぐる回ります。また、盃の内側には亀の絵が描いてあります。鶴千年、亀万年と言われており、長寿を祝う盃のようです。
なかなか目にすることができない盃で一目惚れしてしまいました。大学に展示しておきたいのですが、なかなか手に入りません。
皆様の長寿を祈願します。

ー楽九ー

2015年6月28日日曜日

観光列車シュクラ + 十分杯

観光列車シュクラでの十分杯の広報活動の日程です。
十分杯での試飲はもちろん、ジャズなどの生演奏、越後平野の景色も楽しめますので、ぜひご乗車ください。
今年度内の日程は3回残っております。

7月31日(金)

8月15日(土)

9月22日(火、祝)

以下はJR東日本新潟支社さんが製作したパンフレットです。
ご参考までにご活用ください。

http://view-web-magazine.eki-net.biz/05257_0709/#page=5



ー楽九ー

初陣( `ー´)ノ

今回初めて観光列車Shu*Kuraでの十分杯の広報活動に参加させてもらいました(#^^#)


 2年生としてはこれで2回目になります!




 
活動中は長岡観光コンベンション協会の方や先輩に迷惑ばかりかけていました(´・ω・`)

お水こぼしたり、大事な資料破ったり…

ですが今回はいろいろな人に助けられてとても楽しくいい経験ができました(*'▽')





途中、先輩が忙しいときなどには代わりに十分杯について説明しました。

先輩のようにうまく説明できたかなぁ(。´・ω・)?



そして、話してる途中私が言葉に詰まっても真剣に聞いてくださったり、場を盛り上げてくださったりと

Shu*Kuraの乗客の皆さんはとても面白く、いい人たちばかりでした!






活動が終わった後とても清々しく

これでやっと權ゼミの本当のメンバーになれた気がします!





これから1年間、Shu*Kuraのような楽しいイベントをいろいろな人たちと作って
十分杯の広報活動を盛り上げていきたいと思います!
(`・ω・´)

…いけたらいいなぁ(´・ω・)






ーo.hー



 







文部科学省の資料に權ゼミが取り上げられる!

今日の最後の投稿になります。先日、学長から’文科省の資料に權ゼミが載っていた’との話がありまして、早速検索してみました。

確かに、以下の資料にありました。5枚目のスライドに載っております。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/02/27/1354989_01.PDF



ー楽九ー

十分杯について知ることができる2014年度の活動報告書


今日、3回目の投稿となります。

十分杯について色々と調べた内容を載せた昨年度の權ゼミの報告書です。
約40ページもある長いものですが、簡単に読めます。
ご一読をお願いします。

http://www.nagaokauniv.ac.jp/wp2014/wp-content/uploads/2015/05/2015-04kwon.pdf



ー楽九ー





 追記  (6月30日)


下記リンク先ページからも、ダウンロードできます。(PDF形式)

權ゼミ専用の、ダウンロードページです。

https://sites.google.com/site/juubunnhai/


ー n.t ー

今年度(2015)の体制

こんにちは。昨日から長岡は風が非常に強いです。

さて、今年度の体制を紹介します。

ゼミのアドバイザーとして、太刀川喜三様と内山弘様が今年も快く引き受けてくださいました。心より感謝申し上げます。

長岡大学の学食入り口の脇に十分杯のショーケースがありますが、その中には約50点の十分杯が展示されています。そして、その多くは二方が長岡で学ぶ若者に知ってもらいたいということで貸してくださったものです。非常に貴重なものが多いです。このブログをご覧になる方は一度来学されることをお勧めします。もし、私どもに事前に連絡してくだされば、ゼミ生たちが説明に参ります。連絡先はjuubunnhai@gmail.comです。

学生は3年が一人、2年が4人です。
3年生は観光列車シュクラでの活動を提案した本人で、中心的な存在です。十分杯の活動だけではなく、様々な面において学内外からの評価が高い学生です。ただ、少々の汗がきです。我が權ゼミには申し分のないスーパー大学生です。昨年同様非常にいい学生たちが集まってくれたと思います。

2年生は無口ですが成績抜群の学生、寝坊常習犯だが気が利いてやる気がある学生、手先が器用で素直な学生、芸能人並を顔に声も大きい学生の4人です。

今年は昨年度比べるとほとんど進捗がないですが、理由があります。ゼミを3時間行いますが、前半は企業経済学の勉強をします。これは相当予習をしないとできないものですが、経済経営を勉強する学生としては押さえてもらいたいから無理してでも世間の経済学部の大学生並の実力をつけるために行っています。ただ、こちらにエネルギーが注がれすぎているような気がします。しかし、これは言い訳なので、昨年以上の結果が残せるように励みたいと思います。

最後に、本学の職員の中に、本当に何(小生の下手くそな日本語の校正)から何(活動の面倒)まで助けてくださる方がいらっしゃいます。この方がいらっしゃらなければここまで順調に来ることはなかったと思います。

このように、陣営は揃いましたので、皆様のご期待に応えられるよう汗と知恵を出したいと思います。



−楽九−



活動のきっかけの紹介

十分杯の広報活動をするようになって、マスコミからの取材を受ける機会が増えております。その際、記者の方からよく受ける質問があります。
”活動のきっかけを教えてください”と。


いきなりですが、我が權ゼミは長岡大学ダントツの不人気ゼミです。毎年2−3人という感じでしたが、最も多かった時が10人ぐらいで、昨年度は正のゼミ生はいませんでした。。。しかし、学内での卒論及び地域活性化取り組みの審査において3年前に奨励賞、2年前も奨励賞、そして昨年は最優秀賞をいただくこととなりました。

ゼミのメインテーマは「企業研究」です。ですので、ゼミがスタートした2003年から新潟県の長岡市を中心とする中越地域の多くの企業見学を行ってきました。ほとんどが製造業です。その見学先の企業さんの中に、長岡歯車資料館というところがあります。南陽工業団地内ある博物館のようなところです。この資料館はとても面白い道具や機械がたくさん置いてあります。それらには共通点がありまして、歯車を使っているということです。おもちゃ、時計、車のギアーボックス、ハエ取り器、コットンジン、水車、指南車、などなどなどなど。。。とても面白いところです。このような機械を見て、説明を聞いた後、帰る直前に住みの方にある面白いのを見つけました。それが十分杯でした。ゼミ生たちも仕組みの面白さに大変興味が湧いたようでした。

しばらくして、市民センターで太刀川喜三さんの十分杯展示会にたまたま足を運んでおり、より多くの十分杯を見て感動しました。

その後、今度は長岡歯車資料館の内山弘館長の十分杯講演会に参加しました。2011年の夏だったと憶えております。そこで、十分杯と長岡との関係、知名度の低さ等々を聞かされて、「企業見学」と並行して「十分杯の広報活動」を行っていくことを考えました。後日ゼミでその考えを明かしたら全員が賛成してくれました。

今年で5年目の活動に入っているわけですが、初年度のゼミ生たちに特に感謝したいと思います。特に最後まで黙々と続けた卒業生たちには右も左もわからない状況でよくも付いてきてくれたと思います。紙コップの製作、アオーレでの広報活動、アンケート調査等々。

昨年の2014年は訳あって3・4年のゼミ生がいませんでした。その中で、最初からリセットする形で活動を始めました。2年生3人で1年間行いました。非常に収穫が多かった1年間でした。初めて明らかになった十分杯が長岡藩に入ってきた当時の経済状況を明らかにした年表作成、十分杯関係者に来ていただき意見交換を行った初めての十分杯会議、観光列車シュクラでの広報活動、高瀬舟、満つれば欠くのがこの世の摂理だという教え、などなど。よくもそこまで頑張ってくれたと思います。学内と学外からも高く評価され長岡大学地域活性化最優秀取り組みとして表彰されました。その時の写真です。

なぜ、活動するかについては日を改めてお書きします。

−楽九−


2015年6月24日水曜日

「十分杯」のリーフレットの配布(長岡市郷土史料館)

私たちが取り組んでいる「十分杯」の最新のリーフレット(A3サイズでカラー一枚)が完成しました。その内、300部を長岡初の十分杯が展示されている長岡市郷土史料館様のところで置いて頂けることになりました。郷土資料館の方々は優しく、快く承諾してくれました。活動に参加している私たちとしては、とても嬉しかったです。また、「十分杯」のパンフレットを置いて頂ける場所を他にも探しております。多くの方に知って頂ければ幸いです。
もし、長岡市以外に居住される方でご興味がありましたら以下までメールをお願いします。

juubunnhai@gmail.com

-k.y-